先日街を歩いていたら「塾長ー」と大きな声。「誰だろう?こんな人混みの中、大きな声で・・・」と振り返ると、かっての卒業生のT君。確かな?私の記憶によると現在は整備士をしているはず。

 それにしても派手な、いでたち。ひょっとして職を変えたのかなと思い「会社変わったの?」「何で?今でも元気でやってるで」「いや、ただ派手な服装だけに仕事でも変わったのかと思い」「なんでこれが派手な服装、これ普通だよ。塾長も若者の世界を知らんと生徒がついてこんでー」と。

 たわいない話からスタートしていた会話で分かった事だが、「俺、将来絶対自分の整備会社を作ろうと考えている。今必死でその勉強をしている」とのこと。あれだけ勉強嫌いな彼の言葉とは想像出来ない素晴らしい話。
 
 毎日のように叱りとばしていた数年前が懐かしく思え、同時に「あれで良かったんだ」と内心少しばかり自己満足の瞬間。


 夢を持った子は強い、夢は生きるために必要なんだと改めて考えさせられたT君との出会いでした。頑張れT君!走る走る